整体手技

 

肩こりは、筋肉の緊張状態が続くと筋肉内に「硬結」と呼ばれる柔軟性が落ちた血行が悪い部分が発生し起きます。

普段通りの生活をしていても、ストレスによる自律神経の緊張からくる筋肉の緊張、両腕を支えていることや重い頭を支えている首の影響から疲れて発生することがあります。

頸部から肩甲骨にかけての筋肉の緊張は頭痛の原因となってしまったり、肩を動かすとコリコリと音がなる、可動範囲が狭まって、肩痛が伴った四十肩や五十肩を引き起こす人もいます。

運動不足の人は毛細血管の働きが弱くなり特に体がほぐれず血行不良も引き起こしやすいですが、それに加えて普段姿勢が悪く猫背だったりすると全身の歪みにつながります。

歪みは肩こりだけでなく腰痛を引き起こすこともあります。筋肉のバランスが悪くなり腰痛になったり、普段から筋肉が良い状態ではないため不意に急な動作で痛めてしまうぎっくり腰なども引き起こしやすくなります。
さらに炎症とともに骨盤にずれが生じていると中々改善しないばかりか、血流の滞りが続いて再発しやすくなります。

ひざ痛があると、軟骨のすり減りが真っ先に思い浮かび、実際に変形性膝関節症が中高年に多い症状ですが、体の歪みがひざ痛としてあらわれている場合もあります。

体のアライメントが狂うと正常な運動動作から外れてしまいどこかに過度に負担がかかるようになります。そのような生活習慣の影響でO脚やX脚になってしまった人は、体重の負荷のかかり方がアンバランスになってしまい生じます。

後天的な原因のO脚やX脚は改善します。

手首痛は頻繁に使いすぎて炎症を起こしている可能性があり、このときに無理に動かすと状態を悪化させます。手首で最も多いのは腱鞘炎とTFCC損傷でしょう。

私は両方経験しておりますが、ほぼ手術しないで保存療法で改善する場合が多いと思います。

ぎっくり腰のときなども、安静にしていると固まって動かなくなるから動かしたほうが良いという考え方の人もいますが、炎症が起きているときには無理をしないことが基本で、素人判断はとても危険です。

背部痛も肩こりなどから引き起こっている場合や背骨の歪みが関わっている場合もあって、技術のある人が対応しないと状態の悪化が懸念されます。

痛みに対して誤った対応をしたくないなら、炎症が原因なのか歪みから症状が引き起こされているのか正しい判断が可能なプロに任せるべきです。これまで培ってきた手技療法で、患部に適した施術を行い状態の緩和につなげることができます。

整体手技により患部だけでなく、全身のバランスを考えた対応を行うことで疲れが取れやすくなったり、血行の改善が期待できる人もいます。体に違和感がある人は、歪みがおきていないかプロにチェックしてもらいましょう。