肘の内側の痛みでこんなお悩み無いですか?

自分の体の健康を維持するためにスポーツをする人がいつの時代も多いですが、それと同時に怪我の報告も常にあります。
特に多くの症例が寄せられているのが、野球肘やテニス肘といった腕の損傷です。
野球肘の正式名称は上腕骨内側上顆炎という名称で、物を持ったりするときに肘の内側に痛みが発生する事でこの名称となっています。
似たような病名で上腕骨外側上顆炎がありますが、負荷を掛け過ぎて炎症してしまった筋肉の場所によって名称が異なります。
上腕骨内側上顆炎は物を抱きかかえる様にして持ち上げるときに腕に痛みが発生する症状で、関係している筋肉は尺側手根屈筋や長掌筋、浅指屈筋や円回内筋と複数存在しています。
腕の筋肉は外側に比べて内側の方が多いため、あまり筋肉が炎症を起こす事はありませんが、発達途中のお子さんや日常生活で腕を頻繁に使う人でも発症させてしまう可能性が高いため、痛みが発生した方は直ちに当整骨院での施術を受ける事をお勧めします。
違和感はあるけれどどこに痛みがあるか分からないという方は、簡単な動きで痛みがあるかどうかを確かめてそれで発症炎症しているかどうかを確認する事ができます。
まず握りこぶしを作り腕を前に伸ばしてこぶしを下に下げます。
次に反対の手で握りこぶしを押さえて、押さえたこぶしを手前に返すようにしてみてください。
これでもし肘の内側に痛みが出た場合は上腕骨内側上顆炎を発症させてしまっている可能性が非常に高いです。
このテストでは主に手首を内側に動かすための筋肉に負荷を掛けて痛みが発生するかどうかを確認しているため、当整骨院での施術を受ける前に報告していただけるとスムーズに治療を行う事ができます。
また即座に当院に行く事ができない事もありますので、そういった場合はご自分で応急処置を行う様にしましょう。
上腕骨内側上顆炎は冷やす事である程度痛みが和らぐ場合がありますので、肘の内側を冷やすようにしてください。
肘の内側という若干冷やしずらい場所ですが、一番やりやすい応急処置は可能であれば長袖を着用してシャツやジャージの袖に飲料水等を入れたペットボトルを入れると冷やしやすいので、スポーツをする際には万が一を考えて長袖のジャージ等を持っていく事をお勧めします。
最後に上腕骨外側上顆炎に比べて症例数が少なく、周りにいる人に痛さや辛さが伝わっていないケースもあり、そのまま治療しないと選手生命やお子さんの発育に多大な悪影響を及ぼす可能性もあるため、痛みを訴えた人がいる場合は必ず当整骨院での施術を受けさせるようにしてください。

内側上顆炎(野球肘)の原因

内側上顆炎(野球肘)と言われている症状について原因を探っていきましょう。
専門用語で上腕骨内側上顆炎という名前のこの症状は主にゴルフやテニスでフォアハンドでラケットを振る時、野球での投球時などに発症させてしまいます。
同じ様な名称で上腕骨外側上顆炎という症状もありますが、上腕骨内側上顆炎と違うのは上腕骨外側上顆炎は短橈側手根伸筋という中指の付け根から付いている筋肉が関係しており、上腕骨内側上顆炎は尺側手根屈筋や長掌筋、浅指屈筋や円回内筋といった筋肉が関係しています。
腕の筋肉は外側に比べて内側に手首を動かす筋肉等が密集しているので、炎症したり損傷したりする事があまりないのですが、スポーツや普段の生活で腕を内側に振る動作をよくする人は、上腕骨内側上顆炎を発症させてしまう可能性が極めて高いです。
特に投球時のボールが手から放たれる瞬間に手首にかかる負担で肘に張力がかかり肘の内側に炎症を起こします。
野球肘による筋肉や内部組織の炎症は放置してしまうと中々治らなくなってしまい、最悪の場合手術をしなければならなくなってしまいます。
近年では日本からメジャーリーグに移籍したスポーツ選手が筋肉を損傷し手術を行い、一年以上ものリハビリ生活を送っているケースも増えているので、人ごとだと思わず腕の痛みには十分に注意するようにしてください。