テニス、バドミントン選手に多い怪我

TES005テニスやバドミントン等手を良く使うスポーツを行う場合に良くみられる怪我としては、肘の痛みやアキレス腱断裂が有ります。
基本的に肘の痛みの場合はラケットを持っている手の動き等が肘の方の筋肉にも負担を掛けてしまう事によって痛みが出て来ます。
この場合に必要な事はアイシングなどではなく、筋肉をしっかりとほぐすことです。
とはいってもマッサージ等を行うと悪化する可能性があるので、まずは筋肉を無理に使わない事と、原因となる動きを出来るだけしないと言う事が重要です。

アキレス腱は断裂してしまう事があります。
この原因となっている事の一つは肘の痛みと同じで柔軟性です。
運動をする前にしっかりとストレッチを行う事によってある程度は防ぐ事もできますが、基本的には急激に動いたりする事によって、さらに年齢的にも腱の柔軟性が低下する事などが影響して起きてしまいます。
治療の為には断裂した腱を縫う事が必要ですが、この場合はどうしても回復に時間が掛かってしまう事も少なくありません。

ただこうした筋や筋肉を傷めてしまう事によって引き起こされる怪我自体はテニスやバドミントン選手には多く、決して珍しい物ではないと言えます。
しかし治療に時間が掛かってしまうとその間ずっと動く事が出来ない場合などもあり、結果的に技術が低下したり、そもそも筋肉が弱ってしまう事もある為、なるべく早い段階で動かしたいと思う人もいます。

早期復帰の方法の一つが、アキレス腱の場合は強めに縫合すると言う事です。
縫合した後はリハビリを開始する事によって、従来の治療法に比べると比較的早い段階での復帰も不可能ではありません。7081490
ただ人によって個人差があり、この治療法自体が合わない場合もあるので注意は必要となります。

アキレス腱断裂は最悪なケースですが、そういう状態にまで至る前に普段から柔軟にして筋肉をケアしておくことが何より大切ですし、競技できない期間が出来てしまうよりはよっぽど良いと思うのです。

私はプロキックボクサーで選手だったこともありプレイヤーの体、怪我、気持ちや精神はよく理解しているつもりです。練習がハードならばなおの事ケアも大切ですので大事になる前に是非受診してください。

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